遊園地再生事業団『ジャパニーズ・スリーピング/世界でいちばん眠い場所』の公演が終了しました。たくさんのお客さんに観に来ていただいて、とてもうれしかったです。ありがとうございました。
●今回は、東京に来て初めての舞台だったので、おもうところがたくさんある。
そして、宮沢さんの舞台に出れるとは思ってもいなかった。信頼できる演出家さんに出会うことはとても貴重だなあ。
宮沢さんはお芝居に対してとても真摯だ。本当に丁寧に、大切に稽古をされる。
よくお世話になった演出家の松田正隆さんもそうだけど、役者を見捨てないというか、粘り強く待ってくれる。結局いつも私は間に合わないけれど。いろいろできないことが多い私としてはとてもありがたい。
■今回いろんなスタッフさんが。
舞台美術の林さん。あの舞台美術はすごい。舞台美術は一つなのに、すごくシンプルなのに、ころころかわる。出来上がって見せていただいたとき、現代美術の作品のようで、インスタレーションがはじまるようでびっくり興奮だった。
そして大活躍の制作さんの笠木さんと黄木さん。笠木さんは女優さんで、今回制作さんでばりばり仕事をこなされていた。だけれど、みるみる痩せていくのでとても心配だった。私が現場で緊張しすぎてしんどかったとき、相談にものっていただいた。本当にありがたかったです。
黄木さんはなんか、すぐ話しかけたくなってしまう存在で、なんでかはよくわからん。ちょこちょこ邪魔してしまった。すみません。
あと、言い始めたらきりがないのでこれぐらいにしとくのです。
■いままで、こんなにほかの人の稽古を注意深くみたことがない。宮沢さんが細かく演出すると演技がかわる。自分ももちろんそうで、かえてもらえた。
おおまかにいうと、自覚的でないものにはなにかしら演出があった。良くも悪くも。もっとたのしめるように。自分もそうだけど、他の役者さんが演出を受けることで日々変わる演技を見るのはとても贅沢だった。
私は客観的に自分をみることがまだまだできない。それは、場数を増やしていけばできていくことかもしれないけれど、つぎこそもっと意識的に考えたいとおもった。そんな公演でした。
疲れきってねているスタッフの相馬さん。なんかすこしだけ、よしだたくろうに見える。
こいつらは、よくみるパグ。外国の男性がいつも散歩してる。いつもシャッターチャンスを狙っていた。ついにその時がきた。うれしかった。ただ、左のパグはなんか、なんかまざってる。なんか、いる。