うしおちせ

by 牛尾 千聖

そういえば京都の友人に二人目の子供ができた!
ちょうど帰省しているときにうまれたので、病院に会いに行くことができた
生まれた子は女の子。名前はまだなかった。
二人の子の母親になった友人は、出産前と何も変わらず元気だった。おどろいた、もっと疲れているものだとおもっていたけど、「すぐうまれた」とけろっとしていた。おそるべし。
東京に戻る途中に、メールがきた。名前の相談だった。
何度かやりとりした後、最後にたずねられたのが、漢字が読めるか読めないか。
かわったいまどきの名前ではないけど、読みにくいかもしれないとなやんでいた。
だから友達に「私の名前なんて初対面で正確に読めた人に出会ったことはないと思うし、ええやろ。」と言っといた。その子の名前は、本当にいい名前だと思ったし読めなかったら説明したらいいのだし。小さい時はひらがなでかくし。

私の名前の「千聖」は、普通「ちせ」ってよまないだろう。清明神社でつけてもらったらしい。
結構みんな「いいねっ」てほめてくれるけど、すぐ言い方間違えて「ちさ」とかいうね。全然気にならないのは自分も人の名前間違えまくるからか。

名前に執着がなかったせいか、小さい時は勝手に「千世」で宿題提出した覚えがある。それよりも「牛尾」に気をとられまくっていた。牛尾って、へんだろ。牛の尾っぽ。最近では牛尾に愛着がわき、特に何も思わなかった千聖にも親しみを覚えてきた。名前は間違えようがなんだろうがずっと自分のものだから、だいじにしたらいいような気がするのであった。

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